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子供の頃のように純粋に、
好きを選べる感覚を

STAFF INTERVIEW03

ドレスショッププロデューサー

GOTO
CHIHIRO 後藤千絢

PROFILE ごとう　ちひろ/1997年生まれ。
徳島県阿波市出身。元ウェディングプランナー。趣味は刺繍とアクセサリー作り。自信が持てるような、ひとくせあるスタイリングを得意とする。ウェディングプランナーとしての経験を活かし、特別な日を彩るドレスへの想いから、インポートドレスブランド「Nudity」を立ち上げ。一人ひとりの個性を引き出し、内なる美しさを表現できるドレスの提案を通じて、すべての女性が自分らしく輝けるスタイリングを追求している。

Q: Nudityを立ち上げた動機・きっかけは何ですか？

「自分らしく」という言葉を耳にするたび、”自分らしさ”は誰が決めるのだろうという問いが心の中にありました。大人になるにつれて社会や常識、無意識に他者の視点に縛られ、本当の自分の選択を後回しにしてしまったり、自分自身でさえ気づけば自分が欲しいものを見失ってしまう人は多いと思います。ウェディングは大きな人生の節目だからこそ、そのタイミングで自分の選択や存在を「私はこれがいい」と心から自己肯定できる体験を提供したい。その人が他の誰でもない「自分自身」に立ち返り、自由に選び取れる場所でありたい。そんな想いからNudityを立ち上げました。
Q: プロデューサーとしての具体的な業務内容を教えてください

コンセプト設計からドレスのバイイング、ドレスフィッティングでのご案内、作品撮りやビジュアル制作のディレクションなど、ブランド全体に関わる業務を一貫して担っています。単に商品をセレクトして並べるのでなく、Nudityが思う世界観をどう形にし、どうお客様に届けるかまでを意識してプロデュースしています。
Q: ドレスショップの立ち上げで最もやりがいを感じる瞬間は？

Nudityが提案するスタイルや世界観に、花嫁様が新しい発見やときめきを感じてくださった時です。単なるドレスの提供ではなく、「こういう選択肢があるんだ」と気づいていただける瞬間に、既存の枠を超えてブランドの存在意義を示せていると感じます。
Q: 「Nudity」というブランド名に込めた想いやコンセプトを教えてください

裸＝Nudity は飾らない心で選ぶ自由を意味しています。子供の頃のように純粋に、好きを選べる感覚を大人になってもドレス選びを通して感じて欲しい。既存の枠にとらわれず、ウェディングをもっと自由に楽しみながら、自分自身の新たな美しさに気付きじんわりと満たされていく経験を提供し続けたいという想いがあります。

Q: 今後のNudityの事業展開や新たな挑戦はありますか？

ウェディングという枠を超えて、「Think out of the box」を体現する表現活動を広げていきたいです。ファッションやアートを起点にビジュアルとして昇華し、結婚という枠に縛られない新しい美しさを提示すること。そして、ただ流行を追うのではなく、新しいトレンドを生み出し、表現の幅を広げていく挑戦を続けたいと考えています。
Q: ウェディング業界での仕事と私生活のバランスはいかがですか？

仕事とプライベートはきっちり分けるというより、ずっと繋がっている感覚です。集中して働く時間もしっかりオフを楽しむ時間もありますが、結局いつの間にか次のアイデアやインスピレーションを探していたり、いい意味で仕事を仕事だと割り切らず、面白いと感じることを生活の延長線上で常に追いかけ続けているようなイメージです。
Q: 花嫁様に喜んで頂いた時のエピソードで印象的なものは？

「人生でこのショップに出会えてよかった」と花嫁様に涙ぐまれながらおっしゃっていただいた日のことです。ドレスを選ぶこと、自分の本当に好きなものと向き合う体験を提供することは、その人の人生の1部に少しでもプラスな影響を与えられるんだと実感した経験は、今でも私のブランドの原動力になっています。
Q: 今後Nudityチームに加わって欲しい人物像を教えてください

技術や経験以上に、「新しいものを面白がれる感性」と「既存の常識を疑える柔軟さ」を持った人です。チームとしては、思いやりを忘れずに真面目で誠実であること。その上で枠を超える挑戦を楽しめる人と一緒に走っていきたいです。